入院奮闘記第二弾 210412-210419

東京慈恵医大で二度目の入院生活

【発端】

毎年受けている胃カメラの検査で5年前とは異なる部位に怪しげな蔭を発見
5年前同様、慈恵医大で初期胃癌と判定され手術と相成りました



【手術はESD】

手術といっても胃にメスをいれるわけではなく
内視鏡で切除するESDという簡易な治療
(Endoscopic Submucosal Dissectio;内視鏡的粘膜下層剥離術)
5年前は3cm程度、今回は6cm程を切除


5年前の手術時間より今回は長引いたようで
30分程度の予定が1時間ほどかかったとのこと
術後は、手術された部分を中心に鈍痛が続き
ベットの中でそのまま10時間以上を過ごしました
(麻酔が効いている間は爆睡できるが、目覚めると不快)
二日目には鈍痛も和らぎ、覚悟してきた退屈な時間が始まりました(笑)

【入院場所】

1週間過ごしたのは、御成門駅徒歩5分の慈恵医大
正式名称は東京慈恵会医科大学附属病院
芝公園や増上寺、東京タワーに囲まれた環境の良い場所にある大病院

  
私の入院塔は右の13Fで5年前と同じ

【入院生活】

居室からの眺めはとても美しく心が和みます


とはいえ、入院初日にラベルを腕に巻かれ病院管理の奴隷となりました(笑)


病室は希望通りとはならず、6500円増の四人部屋


【1320室同室者のお話し】

1週間の入院中、この部屋ですれ違った方は4人
お互い話すことはなくあえて顔を合わさないように生活
・入院時点では既にお隣さん(病状不明で私と同じ年頃か)がおり
その方と二人っきり、4日目で退院
・2日目に入ってきた初老は、無料の6人部屋をしきりに
希望したものの空き無しで4人部屋(差額+6500円/日)に
翌日1325室の6人部屋の空きが出来たので早々引っ越し
筆者の5年前の入院はこの1325室でした
・3日目の消灯時間近辺で緊急入院の方あり
翌日の下剤によるトイレ通いから判断し大腸の病か?
その後の元気な時間にはPCのキーボードの音が
漏れてくるのでワーカホリックなサラリーマンか?
・5日目に後期高齢者と思しき年配が入室
この方はいろいろな病気持ちのようで
抗がん剤云々の話や不整脈、ひゃっくりと
看護師や医者との対話からいろいろ聞こえます
いつお亡くなりになってもおかしくない明るい年配

【主治医】


私の主治医である炭山和毅先生さんについてご紹介します
東京慈恵会医科大学附属病院 内視鏡部診療部長
30名程の内視鏡部の責任者で内視鏡を利用した診断・治療が専門
ゴルフが好きなようで入院日に松山英樹のマスターズ優勝が共通の話題

退院後2週間は運動禁止・ゴルフ禁止との指示に対して
1.5週間後のゴルフはやっても構わないか尋ねたら
自己責任で判断しなさい、責任は負わないとのこと
ゴルフ場のレストランでは消化の良いものを採るようにとのこと

【患者としての振る舞い】


左は手術直前でノリノリの気分?
右は術後2日目のX線検査、車椅子に乗せられました
患者らしい姿は3日目の点滴が外れるまでで
その後はとても患者とは思えない振る舞い
今回見出した時間つぶしはYouTube
大好きなゴルフ番組がたくさんあり、松山英樹のマスターズや
ハワイでの笹生優花、高橋彩華の大逆転など画質は別として楽しめました

【病院食】

術後のための胃に優しい食事でした
5年前の経験があるので出されるものはだいたい予想がつき
心の準備は出来ていたのですが、やはり寂しいものでした
重湯、三分粥、五分粥、全粥、パン食とよく考えられた内容で
傷ついた胃にとって助走に相応しいものでした
健康な方にはお勧めしません(笑)
  
【手術の結果】

入院二日目で主治医から正式な説明を受けました
5年前とは異なり胃の出口周辺ということで
回復が進むと出口が狭まくなるリスクもあるとのこと
従って、前回とは多少異なる措置を施しているとのこと
切除した部分は粘膜層までで前回と同程度
とはいえ、退院したら二週間後、3ケ月後、
6ケ月後、1年毎に検査を受けるようにとのこと
運動やゴルフ、飲酒の再開は退院二週間後が目安
まずは、ほっと一息です