危険な米国出張
(平成16年3月29日〜平成16年4月4日)

●ANA
・成田-JFK直行便のビジネスクラスは以前利用したJALファーストクラス並み。ほぼ水平になるディクライニング、可変式スポットライト、パソコンのための電源部、ダイニングテーブルが回転するので食器がそのままでも離席できるなど競争原理の働く路線は楽しみが増える。
・PC電源が自席にあるのは便利だが、そこまで準備するならあとはインタネットアクセスだけ。
・間食のうどんは立派な食器に入って登場、ラーメンはよくあるカップヌードル、お握りなどもあり小腹を満たす間食は何でも出てくる。
・帰国後成田空港から自宅までリムジンが用意されていたのはありがたかった。この季節にたまたまビジネスクラス以上にこのサービスがついていたのです。乗換駅における重い荷物の扱いを気にすることなく自宅までハイヤーなので今回は一番大きなスーツケースをもって行きました。お土産もたくさん買いました。

●DutyFreeを過信するな
・ワシントンダレス空港はユニークな空港、空港ビルと搭乗口のあるビルとは別になっており、その間を巨大な、奇妙な?車で移動
・奇妙な車に乗る前でのDutyFreeでお土産を購入したが基本的に高価である。安くないDutyFree。ANA機内での購入の方がはるかに安い。
・ワシントンダレス空港のDutyFreeで購入したマイルドセブンは26j、国内で買う(2700円)よりも為替レート次第では高価、成田空港のDutyFreeでは1700円、マニラのDutyFreeでは12j、要するにプライスタグを購入前にきっちりチェックしなかったことが敗因なり。
・国内のディスカウントショップとDutyFreeを比べるとほぼ同等の値段、DutyFreeで購入する意味が薄れている。あえて価値を見出すとすれば国内では販売されていないものが購入できることか。とはいえ、国内のディスカウントショップで高級なアルコールを購入するかといえばNo。海外旅行気分が高級アルコールを衝動買いさせる。

●ラガーディア空港におけるセキュリティチェック
・裸にされそうな、プライバシー無視のセキュリティチェック。XXXXの印を搭乗券にスタンプされるとそうなる。場所はニューヨークのラガーディア空港での国内線。IDチェックがパスポートの人は皆XXXX、米国在住の人はXXXXはない。この違いが、コートを脱ぎなさい、上着も脱ぎなさい、靴を脱ぎなさい、バックの中の小物入れを明けなさいとなる。お土産袋の中身がなくなることもありそうな(これは単に我々の仲間とともに検察する方も忘れていただけでした)。いずれにしても時間がかかるので国内線とて早めに空港に行くことをお勧めする。

●ニューヨークのガメツサ
・高いまずいホテルの朝食を避けてホテルの近所のレストランで朝食。ところが一人10j以上食べなさい、サービス料は現金でよこせ、といった世知辛い要求あり。
・味はまずまずであったものの、この振る舞いは気分悪し、路上のハンバーガー屋さんをガラス越しに見ながら、5jもしない立ち食いのほうがよかったかも知れない。

●インタネットアクセス料金
・海外出張時のインタネットアクセスは大切、ニューヨークでは1日につき17jとられた(シェラトンニューヨークの場合)。1日17jのはずなのに朝、昼、晩アクセスすると請求書には3回51j請求される。定額なのにアクセス回数をチェックしている。当然チャックアウト時にはクレームをつける。細かい請求書を見て余計にチャージされているのはすぐわかる。ホテルのフロントは「トックオフしている」というが、電卓を持たぬ私にとってはオーバチャージされてみえる。言葉のハンディもあり押し問答を諦め後で計算してみると確かに減算されていた。言葉のハンディがあろうとも主張することは大切。
・ワシントン近郊(スプリングフィールド)のホテルは何回利用しても無料。これが普通だと思うのだが、ニューヨークは世知辛い。

●夜のお店
・ニューヨークではブルーノートに行くつもりでしたが、先輩の意向を優先し、キャバレーへ。行ったお店は Scores http://www.scoresny.com
・入場料30j、飲み物10j、彼女とダンスをすると1曲20j、別室に行くには彼女に100j、お店に300j、私の聞き違いかもしれないが、オプションは超高価
・ちなみにダンスとはラスベガスのクラブで体験したものとまったく同じ。お客の目の前でトップレスになり、怪しげに身体をくねらせるだけです。身体に触れないのがマナーのようです。所要時間3分前後。
・彼女たちとは当然英語、TOIECが何点かどうか問題ではなくいいたいことをいえないとつまらないということです。習うより慣れろですね

●ジョギング
・ニューヨークでは早朝セントラルパークを走りました。老若男女大勢走っているのです。曇り空で少し寒かったのですが、時差解消にはこれが一番。ホテルから公園まで5−6分、そこから30分ほど走ったのですが、ホテルへ戻る道がわからなくなり(90度方向感覚がずれてしまった)来た道と違うことに気づきました。一抹の不安を感じながら道行く人に尋ねるとホテルは反対方向とのこと。
要するに地図上ここだと思っていた公園の角が別の角であったのです。出かける前にこうなることも予想し10jポケットにいれておいたのです。最悪タクシーで戻るこを想定して。しかし、自力で戻れたのは日頃走りなれていたからだと思います。
・スプリングフィールドでは毎日雨のためホテル内のジムで毎朝走りました。前夜のアルコールはすっかり抜け、時差解消にも役立ちました。

●顛末
・実は今回何も時差解消していなかったようです。会議中自分の出番でないときには熟睡していたようですし、帰国後の時差は何もなかった。帰国後の最初の朝は夜中に目を覚ますこともなく気持ちよく7時頃まで熟睡していました。結局米国で時差解消することなく帰国してしまったようです。