世代交代論

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 このページでは日本を変革するに大切な世代交代について議論したいと思います。人生経験豊かでIT革命をイッツ革命といいながら中身をわかっていない世代からIT革命を自ら率先し行動する世代へとどうシフトしていくのか、議論したいと思います。団塊の世代といわれる53歳から55歳に期待したいところですが、定年まで会社がもってほしい、退職金が減らないでほしい、年金はもらいたいと考えているようなら次の世代40才代に譲りたいですね。

●世代交代

 ゼネラルエレクトリック(GE)で活躍されたジャックウェルチは44歳の若さでCEOに就任しています。その後任のジェフリーイメルトも40歳代です。日産自動車を復活させたカルロスゴーンも40歳代。英国首相トニーブレアも40歳代。コンパックとの合併で悪戦苦闘しているフィオリーナ女史も40歳代。IBMのCEOルイスガースナーは60歳定年に従い50歳の後継者にCEOを譲ってます。わが国の場合、大企業のトップはおおむね60歳前後。IBMならお役御免になる世代がようやく社長に就任するわけです。年功を捨て実績による評価を重視するパラダイムシフトの中で相変わらず年功を最重要視する経営層はいかがなものか。若くありさえすればよいというものではないのですが、自らパソコンを相変わらず触らない(触れない、触る勇気がない)方々にIT社会を語ってもらうのでは心もとないと思います。時代の変革期には明治維新にせよ、終戦直後にせよ、若いパワーが時代をリードした事実から素直に学べることがたくさんあると思います。この際ですから思い切って若手に任す勇気を経営者層では持っていただきたい。


●若者の成長 020908

 8月31日、会社の現役・OBを交えた世代対抗ゴルフコンペに参加しました。我々の世代(入社年次昭和52年から60年)とOBメンバから80名が参加しました。例年ですと私が属する52年代が優勝するのですが、昨年も今年も別の年次に優勝をさらわれてしまいました。これは私の世代が下手になったのではなく若い世代が腕をあげてきたからなのです。ベストグロスというハンディのない実力を示す賞は私がいつもとるつもりでおり、事実とってきたのですが、昨年、今年と若者にさらわれてしまいました。私は決して悪いスコアではないのです。結局、若者達がしっかり実力をつけてきた証拠だと思います。うかうかしていると私自身の出番がなくなるかもしれません。しかし、これはこの会を楽しく、刺激のあるものにする点でよいことだと思います。
 安定した?大会社も若い世代による経営が大切、60歳以上の経営者は去れ、と言い続けていますが、最近の動きをみると日本もやっと30代〜40代という実力若手経営者が登場してきておりよい方向に進んでいると思います。年寄りは若者の実力を認めて、彼らのの経営を応援していただきたい。私も若者達がさらに我が世代の脅威となるようにゴルフのアドバイスをしていきたい。

追記その1

 そんな気持ちで同伴プレイヤーの若者にいろいろアドバイスするようにしているのですが、彼らにいわせるとスコアを乱すプレッシャ以外のなにものでもないとのこと。私の気持ちがなかなか通じないようです。

追記その2

 9月7日に異なる世代(昭和43年から51年)の大会にも参加してきました。この世代は昭和46年世代が常勝チームであり、今回も優勝でした。このチームのハンディ頭が77でベスグロをとりました。たぶん、ご本人は若い者に負けておられん、と思っているのでしょう。昨年も同様のスコアをマークしています。このような年配実力者に対して世代交代せよとはいいません。実力のある年配者である限り、その力を伸ばしていただきたい。困るのは実力のない年配者が高い責任のある地位に留まり続けることなのです。