我妻のつぶやき(2004)


あすなろ 040809

昭和41年3月札幌市立大通小学校6年3組卒業文集

これは1966年3月に札幌市立大通小学校6年3組を
卒業した仲間たちの文集「あすなろ」をワープロ化したものです。
ガリバンで作成した手作りのドキュメントでは保存が難しく、
いつまでも後世に伝えきれないことから
大久保先生から原本をお借りし作成しました。

保存状態のよい原本でしたが、40年近く経つと残念ながら
判読不能な箇所もありましたが、前後の文章から何とか
推測し可能な限り空白部分をなくすように心がけました。
はじめは単純なキーボード入力作業を想像しやっかいな作業を
引き受けてしまったものだと考えていましたが、
作業するにつれて一つ一つの作品から滲み出てくる「素直な主張」に
感動しはじめ、作業そのものが楽しくなってくることに気づきました。

クラスメイトの皆が自分自身を素直に振り返り
小学校時代を懐かしむことや私たちの親の溢れんばかりの愛情を
改めて知ることができると思います。
また、私たち自身の子育てと重ね合わせてみて、
すでに大人になったであろう子供たちへの
新たなメッセージを発見することもできると思います。

一つ一つの作品を振り返りながら、この21世紀に
失われつつある「素直さ、純粋さ」が
ここにたっぷり盛り込まれていることに感動しながら
大久保先生との約束を果たせたことに満足しております。

先日40年ぶりに5名(金島、石井、関、杉本、我妻)で
先生にお会いし、そのときを詠んだ俳句が
先生から届きましたので最後に紹介します。

 「夏の夜の話はずみて再会す」 
「緑の夜幼き顔がよみがえり」



●音なしパソコン 040718

3年間愛用してきたHPのデスクトップパソコンの
ハードディスクが壊れそうというメッセージが出始めたため
デルの最新のものに買い換えました。
3年前に購入した時はペンティアム3の1GHzという最新鋭で
値段も25万円を越えた優れものだったのです。
ところが、今回購入したペンティアム4の2.8GHzは半額以下。
少し待てば優れものが出てくる、だから今は買わないと
考える方がもしいるならば「早く購入し使いこなしなさい」とアドバイスします。

ところで使い始めて気づいたのですが、音が出てこないのです。
音なしで使っていてもなぜか物足りなさを感じます。
立ち上げ時、シャットダウン時、メール受信時など拍子抜けします。
自分のゴルフスイングの映像などは迫力が半減します。
結局奮発して9千円もするスピーカを購入し今満喫しています。

後日談:古いパソコンから新しいパソコンへのデータの引越しは
万全を喫してやったつもりだったのですが、情けないことに
私の住所録は消滅してしまいました。筆ぐるめというAPのデータ保存先を
自分で管理していなかったのです。また古いパソコンの方は
ハードディスクの入れ替えなど次男の玩具になり修復不能でした。


●一台のPCでは・・・ 040613

私の愛用してきたHPのPCが
「HD故障です。データをバックアップして交換してください」
といいます。
「SMART機能でエラーが検出されました。
0:Maxtor 34098H4-(PM)」
これってユーザにとって一番困るメッセージです。
購入したビックカメラに文句を言えばいいのですか?
HPというベンダに文句を言えばいいのですか?
マイクロソフトに文句を言えばいいのですか?
競争して安くなるのもいいのですが、
使う人からみるともっとも困ることです。
安くなったとはいえ、安くないPCを買い換えれば済む話なのでしょうが
IT時代の落とし穴かもしれません


●夢に日付を入れよう 040522

「地球上で一番たくさんのありがとうを集めたい」
という人生哲学をもったワタミフーズ経営者の渡辺美樹さん。
この方の講演を聴く機会に恵まれ心洗われました。

経営とは想いを形にすること。
経営者になるには大病、倒産、贅沢を経験すること。
行政による規制がいかに今の日本をだめにしてきたか。
競争とは自分との競争、昨日の自分より今日の自分。変革。

その中で一番頭に焼きついたのが「夢に日付を入れよう」でした。
夢を現実のものにするにはいつまでに何を、を明確にすること。
社長になるために1年間で300万円を稼ぐという夢に日付を入れ、
佐川急便で見事成し遂げ、ワタミフーズを立ち上げたとのこと。
そして今は、
外食産業から農業、病院経営、学校経営、介護事業そしてNPO。


●Only1と競争 040214

No.1かonly1か。
SMAPの「世界に一つだけの花」を昨年の紅白で耳にし
へたなのになぜか快く頭に入ってきました。
No.1よりも自分だけのonly1を大切にしようと。
オードリヘップバーンとジュリーアンドリュースが
「マイフェアレディ」の主役争いで熾烈な競争をしたそうです。
アカデミー主演女優賞をどちらがとるか、
「サウンドミュージック」の主役をどちらがとるか、
あの当時我々の知らない熾烈な競争があったそうです。
競争心はスポーツの世界でも企業組織の中ででも必要です。
しかし、その前に自分は何なのか、
何のために自分は生きているのか
まずそれを考え、自分だけのものを
育てることの大切さが今忘れられている。
失業率の高い昨今、レイオフされた中年の方に自分が
これまでにやってきたことの意義を書いてもらったところ
一行もかけない方が多かったとのこと。
「夜遅くまで残業の毎日でした」、「部長をやりました」では、
何のために?といわれます。
クラスで一番という前に自分の生きがい、
自分だけの誇れるもの、夢を持ちたい。
それにはonly1を見出すための周囲からの刺激、
目先の競争心も必要です。
No.1になるための競争ではなく、
only1になるための競争は不可欠だと思います。


●刺激 040201

多くの同僚、部下とともに組織を活性化させるのがいかに難しいか。
日々コミュニケーション不足から来る失敗を繰り返しています。
適格な指示さえ出していれば事は進むものと
独りよがりな考えで過ごしてきました。
しかし、何かが足りない。
「青年は教えられることよりも、刺激されることを欲するものである」
(ゲーテ)を目にし、生き方を少し変えてみることにします。
  若者は刺激さえ与えれば勝手に学んでいくもの。
ひとりで勝手に学ぶほうが習得も早いし、
実践にも耐えうるスキルが身につく。
「刺激」をきちんと与えているかどうかを自問することにしました。
刺激とは、褒める、叱る、悔しがらせる、夢を語る、現実を見せる、
好敵手を与えるなどの人間的行為で、
機械的なマニュアルとは異なるもの。
さて、私はどんな刺激を仲間に与えられるのか。
日々自らが困難な状況に飛び込むことから始めることにします。


●デルの手抜きサービス? 040111

昨年暮れに購入した次男のデルのパソコンで
WindowsUpdateがうまく動作しないために
OSを入れ替えることにしました。
マニュアルさえあれば問題なくできると
思ってやってみたのですが・・・・
そのマニュアルはごくごく簡単なもの。
この簡単な説明でうまくいけるのか心配でした。
案の定、途中でギブアップ状態になりました。
ハードディスクの初期化をやらずに
OS入れ替えを試みたのですが、・・・
購入元のデルに対する憤りを感じました。
半日かけてうまくいかず薄っぺらいマニュアルを読み返したところ
OS入れ替え時にはデルのURLを必ず見なさいとのこと
インタネットへのアクセスが一台しかない家庭の場合、
どうするのか、デルは一体何を考えているのか・・・
我が家の場合、私や家内などもホームLANを組んでいるので
そのURLを読み出す手段はあったので助かったのですが。
それに基づいて指示された通りのことを長時間かけてやり
無事次男のパソコンを修復することができました。
読む機会のまずない分厚いマニュアルをパソコンと一緒にもらうのがよいのか
今回のデルのような一見手抜きのようなやり方をよしとするのか。
我が家のような複数台のパソコンがある場合には間違いなく
デルのアフターサービス手法は素晴らしいといえます。
パソコン一台しかない家庭では困ったままだと思います。
こんな矛盾がありながらデルのパソコンシェアは伸び続けているのは何故か?
単に低価格だけではない奥のあるビジネスモデルがありそうです。