我妻のつぶやき(2001)



●2001年の総括

 「攻めと守りでは攻めがよい。出た杭は打たれるが、
出すぎた杭は打たれない」攻めを心がけてその結果、
杭が出てしまい打たれてしまった2001年。
であるなら今年は出すぎてしまえば打たれようがないはず。
今の小泉首相のように。

●大前研一の「新資本論」東洋経済

 デジタル社会、インタネット社会におけるわかりやすい社会分析。
その中で失敗した「エスペラント」の記述がありました。
1887年ポーランドの眼科医ルドヴィック・ザメンホフが
発明した文法書だそうです。
普通動詞と形容詞のみで構成され、
欧州のあらゆる言語から名詞を集めたもの。
どの国の人でも抵抗なく第二言語として使える。
ところが期待に反して世界は受け入れず、
英語がデファクトとなってしまった。
どんなによい概念であっても使われて初めて価値が出てくる。
ちなみに「エスペラント」とは「希望する人」だそうです。
「エスペラント」は異なる国の人々が
簡単にコミュニケーションできるだろうという
ザメンホフの「希望」がこめられているそうです。


●人生初めての人間ドック

 一泊二日で検査項目も多岐に及びました。
大腸の内視鏡検査は初めての経験でしたが、
自分自身をモニタを介して見つめることが出来ました。
昔映画となった「ミクロの決死隊」を思い出しました。
 PHSなど無線データ通信技術を経口薬として実装できると
不愉快な太い管(ファイバ)はいらなくなりますね。
無線コントローラで体のいたるところを検査、
治療できる時代もまもなくくると確信しました。


●最近ハーバードビジネスレビューを読んで自分の誤解に気付きました

 創造はその創造したことを自ら勇気をもって実行して
初めてイノベーションに結びつく。
コンサルタントが高額で出すレポートに見られる創造は
単に組織を混乱させ無責任な振る舞いを生むだけ。
創造力をイノベーションに結実させるには、
個人の意欲的なコミットメントと組織や意思決定者への現実的な働きかけが
必要であると常日頃過去の栄光を否定し、
自己改革に努めてきた自分でしたが職場の上司からの一言で、
私に欠けてること「私自身の行動」に今気付きました。


●「ザ・ゴール」(エリヤフ・ゴールドラット著、ダイヤモンド社)

 企業の究極の目的とは何か、を問うビジネスものですが、
既成の会社のルールとは破壊され、
新たなものに作り変えていくことを学びました。
そもそも企業は何のためにあるのか、
直近のプロセスだけを見つめボトルネック、
制約条件を発見しそれを改めていくだけでは
大きな成長は望めない。
大きな流れ、目標をまず念頭におくことが重要だと感じました。


●一橋大の米倉教授の「勇気の出る経営学」(ちくま新書)

これも今悩めるビジネスパースンにとって一読に値するものと思います。


●会社で何やっているの?

 こんなホームページを忙しいのによくまあ作るね、
と友人に皮肉られます。
そこで今回初めて私の本業をご紹介します。
といっても50歳を越える私の姉に紹介したところ、
チンプンカンプンのようでした。
簡単に述べると、ブロードバンド時代に
相応しい高速道路を安く提供することなのです。
タクシーのようにもっぱら特定のお客様だけに
ご利用いただく高速道路(ギガウェイと呼びます)

乗合バスのように他のお客様と割り勘で
ご利用いただく高速道路(ギガイーサプラットフォームと呼びます)

と2種類準備しております。
日本全国でご利用いただけます。
私もちゃんと仕事をしているのです(^-^)


●言いたい放題「貴方のデジタルリテラシィをチェックして見ませんか」をアップ

 昨今といっても今から2−3年前?デジタルディバイドが
問題視されていました。
パソコンを知らないと、インタネットを使わないと
デジタル時代に残されるというものです。
お読みになってニタッとする方は
21世紀をたくましく生きていると思います。
元の職場の上司2人に読んでもらったところ、
「わからない」、「面白い」二つに意見がわかれました。
貴方はどちらに属しますか?


日本マイクロソフト成毛元社長のインタビューメモ

 高校の2期後輩に成毛眞さんというとんでもない人材がおりました。
後輩というより伸び伸びと人生を謳歌し、
ビルゲイツと伍してきた生き方に感動させられました。
その際のメモをアップします。


●このホームページを作る動機は?

 1995年頃から人事院の依頼で各省庁の若者、
課長補佐クラスなどの研修に講師として参加しました。
その時の内容を雑誌に投稿するつもりで文章化したのですが、
記載内容でお亡くなりになった小渕首相を皮肉る記述があり、
当時の上司から記述を修正するか、
投稿を止めるようにアドバイスを受けました。
自分の主張は間違っていないので修正する気はありませんでした。
そこで意を決して自分のホームページを立ち上げ、
会社の肩書きとは離れた立場で発信したのが言いたい放題のページの
「デジタル社会って何?」です。1999年頃に書き終えたものですが、
内容は今でも陳腐化していないものと思っています。