万引き家族  180628



話題の是枝裕和監督の「万引き家族」を観てきました
結婚以来夫婦での映画鑑賞は3回目
我が夫婦揃っては10年に一回あるかないかの稀な行動
妻は私抜きでせっせと映画館通いしています
ところが、カンヌ最高賞を受賞した作品となれば、
暇し始めた筆者として、誘われれば行かないわけにはいかない

日本という国が見て見ぬふりをしてきたありのままを描いた作品

妹分の万引きを食い止めようとした少年
夫に捨てられた老婆
家に居場所のなかった少女
子をなせなかった女と男
パチンコの駐車場に放置されていた赤ん坊
DV家庭で虐待されていた幼女
皆が寄り添って生きてきた万引き家族が、
誘拐・死体遺棄・年金詐欺などの犯罪に問われて崩壊
幼女はまた暴力の巣窟に戻される
「子供は親元に帰るのが当然」と正義を振りかざす警察
専門家による子供の聞き取りをちゃんとやって
DV家庭に介入する策は取れないものか

様々な問題提起とともに家族愛に感動してしまいました

一番驚いたのは、大人1800円のチケットがシルバーチケット(60歳以上)で1100円
夫婦で1400円のお得感(笑)