私のゴルフ人生における永遠のライバルを封印することにします。
昭和54年に社会人になり、永遠のゴルフライバルとなるYさんと出会い、以来5歳年上の彼に勝ちたいと思い続けて35年になります。新入社員の研修の場、成城で指導教官として数か月一緒になっただけでその後、職場が同じとなることはありませんでした。ゴルフに関してはアンテナの高い小生の耳には、いつもYさんの素晴らしいスコアが届いてきますが、一緒にラウンドすることは残念ながらありませんでした。
幸運なことに平成21年から私が幹事をしている業界のコンペにYさんが参加され、時折一緒にプレイする機会に恵まれました。6000ヤード前後の短いコースでのラウンドであれば、飛ばない私にもチャンスがあり、平成24年までで2勝2敗の五分の勝負でした。昨年の厚木国際CC東コース5900ヤードでは、75対78で私が勝利したのです。その際、Yさんからの申し入れは「次回は距離のある本格的なコースでやろう」と。
そして今年平成25年は南総CCのフルバック(6700ヤード)で再戦したのです。その時感じたことは、安定した大きなドライバーショットと1m前後の外しごろのパットを悉く沈めること、本物のオフィシャル1であることを見せつけられました。この差が結果に現れ、87対75で完敗しました。Yさんはこのことを表彰式で乾杯していました(笑)。
完敗し勝負が付いたにも関わらず何故かYさんから再戦の招待状をもらったのです。Yさんのホームコースである戸塚CCでのラウンドです。人生一度はプレイしてみたいコースの一つです。しかも西コースのフルバック7200ヤード、乗用カードなしの歩きでした。前回と同じ轍(自身の力量を見失うこと)を踏まないよう事前に練習ラウンドを行い本戦に臨んだものの歩きと猛暑と、絶対的なドライバの飛距離差を再度見せつけられ83対93で白旗でした。
ここ数年で夢のかなったYさんとの直接勝負ですが、ドライバの安定した飛距離と正確なセカンドショット、そして手堅いアプローチと集中したパッティングを目の当たりにし以下の反省点を見出したことを私の収穫にしたいと思います。
・ドライバーの飛距離の差をみせつけられ、自分も無理なスイングを繰り返したこと
・隙のないアプローチとパターに対する集中力を見せつけられ、私のお株を奪われてしまったこと
・己の足元よりも他人の足元をみていることに気づかずイージーミスを多発してしまったこと
今後はYさんを永遠のライバルとすることに封をし、己の実力を再認識しその範囲内での自分に合ったプレイを心がけることにします。