GE会長ジャック・ウェルチから学ぶ
(第一回日経フォーラム「世界経営者会議」99.10.7より)

○GEの経営哲学
・一人一人の人間が意味を持ち、すべての社員が関与できること
・常に学びつづける企業であること、他企業から学び実践
 HPの素早い製品導入サイクル、モトローラ品質管理運動「6Σ」
・最善の方法をもたらす社員に対して応分の報酬で報いること

○日本経済状況の分析
・経済不況は振り子のように行ったりきたり
・80年代は米国が死んで、日本は世界を制覇
・個別企業を見る限り素晴らしい経営者も実在し、今は循環的な転換点にあるだけ

○3年間で17万人を解雇
・半導体、家電、空調機器、テレビ製造、石炭会社などを売却した
・その分野に強い他社と一緒にすることで売却したビジネスを一層繁栄させた
・経営の最悪の罪とは、市場シェア4,5位といった低い地位にあってもそれにしがみつくこと
・従業員が絶望的な会社で何十年も働きつづけることこそ残酷
・よい会社は瞬時に判断し、変化に素早く対応すること

○後継者への期待
・利益の二桁成長
・尽きることのないエネルギー
・他人をやる気にさせる知恵
・YES、NOをはっきりさせる決断力
・やりぬく実行力
・決断の素早さ
・すべてがうまくはいかない、完璧はありえない

○マイクロソフト
・ビルゲイツは情報通信産業に新風を吹きこんだ
・リーダシップのある組織作りは私のこれまでの実績

→これからの日本経済を立て直す示唆に富んだ発言と理解