「あすなろ」
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これは1966年3月に札幌市立大通小学校6年3組を
卒業した仲間たちの文集「あすなろ」をワープロ化したものです。
ガリバンで作成した手作りのドキュメントでは保存が難しく、
いつまでも後世に伝えきれないことから担任だった大久保先生から
原本をお借りし作成しました。
保存状態がよかったのですが、40年近く経つと残念ながら
判読不能な箇所もありましたが、前後の文章から何とか推測し
可能な限り空白部分をなくすように心がけました。
はじめは単純なキーボード入力作業を想像しやっかいな作業を
引き受けてしまったものだと考えていましたが、
作業するにつれて一つ一つの作品から滲み出てくる「素直な主張」に
感動しはじめ、作業そのものが楽しくなってくることに気づきました。
クラスメイトの皆が自分自身を素直に振り返り小学校時代を懐かしむことや
私たちの親の溢れんばかりの愛情を改めて知ることができました。
また、私たち自身の子育てと重ね合わせてみて、すでに大人になったであろう
子供たちへの新たなメッセージも発見することもできました。
一つ一つの作品を振り返りながら、この21世紀に失われつつある
「素直さ、純粋さ」がここにたっぷり盛り込まれていることに感動を覚えながら
先生との約束を果たせたことに満足しております。
先日40年ぶりに5名(金島、石井、関、杉本、我妻)で先生にお会いし、
そのときを詠んだ句が先生から届きましたのでここに紹介します。
「夏の夜の話はずみて再会す」
「緑の夜幼き顔がよみがえり」
平成16年8月